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循環器内科(5F)

Cardiology

診療時間

5Fで診療を行っております。

診療
時間
9:00~
12:30
14:30~
18:00
-

※最終受付(午前・午後)診療時間終了の30分前
休診日…日曜午後

当院の循環器内科に
ついて

循環器とは、血液が循環するための器官、すなわち心臓と血管のことを指します。循環器内科では、心臓および血管に関連する疾患の治療と、それらの病気を予防するための取り組みを行っています。血管疾患の多くは、動脈硬化(動脈が硬化し詰まりやすくなる状態)が主な原因です。動脈硬化は、高血圧やコレステロール異常、糖尿病などの生活習慣病や喫煙によって引き起こされます。これらの要因を予防することで、循環器疾患のリスクを低減することが可能です。

循環器内科で
対応する症状

  • 脈が乱れる(脈が飛ぶ)
  • 脈が速くなる
  • 脈が遅くなる
  • 動悸
  • 息切れ
  • めまい
  • 失神
  • 肩が異常なほど凝る(張る)
  • 胸の圧迫感(胸痛)
  • 手足のむくみ
  • 手足の痺れ
  • 手足の痛み
  • 夜中に息苦しさで目が覚める

など

循環器内科で
対応する病気

  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 脂質異常症
  • 不整脈(心房細動、期外収縮、上質頻拍症など)
  • 狭心症(労作性と冠攣縮性)・急性もしくは陳旧性心筋梗塞(虚血性心疾患)
  • 心不全(虚血性、弁膜症性、高血圧性、心筋症)
  • 心臓弁膜症(大動脈弁狭窄症、大動脈弁閉鎖不全症、僧帽弁閉鎖不全、僧帽弁狭窄症等)
  • 拡張型心筋症
  • 肥大型心筋症
  • たこつぼ心筋症
  • 心サルコイドーシス
  • 大動脈瘤
  • 解離性大動脈瘤
  • 大動脈解離
  • 肺血栓塞栓症
  • 深部静脈血栓症
  • エコノミークラス症候群
  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
  • 睡眠時無呼吸症候群

など

高血圧

高血圧は、血管内の血液圧が異常に高くなる状態で、心臓病や脳卒中、腎不全などのリスクを高めます。主な原因には、遺伝、肥満、塩分の摂り過ぎ、運動不足、ストレスなどがあります。特に動脈硬化が進むことで、心臓や脳への負担が増し、重大な合併症を引き起こす可能性があります。治療は食事療法、運動、薬物療法があり、定期的な血圧測定が重要です。生活習慣の改善により予防が可能ですが、早期発見と早期治療が求められます。

糖尿病

糖尿病は、血糖値が異常に高くなる病気で、心血管疾患の主要なリスク因子とされています。インスリンの分泌不足や作用の低下により、血糖コントロールが困難になります。糖尿病になると動脈硬化や高血圧、脂質異常症を併発しやすく、心筋梗塞や脳卒中のリスクが増加します。治療には食事療法、運動、薬物療法があり、定期的な血糖値の測定が重要です。

脂質異常症

脂質異常症は、血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)のバランスが崩れた状態を指します。特にLDLコレステロールの増加やHDLコレステロールの減少は、動脈硬化を促進し、心血管疾患のリスクを高めます。原因には食生活の偏りや運動不足、遺伝的要因があります。治療には食事療法や運動、薬物療法があり、生活習慣の見直しが重要です。定期的な血液検査による脂質のチェックが推奨され、早期の対応が合併症の予防に繋がります。

不整脈

不整脈は、心拍が不規則になる状態で、心房細動や期外収縮、上室性頻拍などが含まれます。心臓の電気信号の異常により、心拍が速くなったり遅くなったりすることがあります。不整脈は脳卒中や心不全のリスクを高めるため、早期の診断と治療が重要です。治療方法は、生活習慣の改善、薬物療法、時にはカテーテルアブレーションなどが行われます。定期的な心電図検査が必要です。

狭心症

狭心症は、心臓の血流不足により胸痛や圧迫感を引き起こす病気です。主に冠動脈の動脈硬化が原因で、運動やストレスによって症状が悪化します。発作が起きると、胸が締め付けられるような痛みが現れ、休息することで軽減します。治療には、生活習慣の改善、薬物療法(血管拡張薬や抗血小板薬)、時には冠動脈バイパス手術やカテーテル治療が必要です。バイパス手術やカテーテル治療が必要な場合、連携する医療機関をご紹介いたします。

心不全

心不全は、心臓が十分な血液を送り出せない状態を指します。原因は高血圧、心筋梗塞、心筋症など多岐にわたり、息切れ、浮腫、疲労感が主な症状です。心不全が進行すると、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。治療は生活習慣の改善、薬物療法(利尿薬やACE阻害薬)、重度の場合は心臓移植や補助人工心臓が考慮されます。心不全の早期診断と管理が重要です。

心臓弁膜症

心臓弁膜症は、心臓の弁に異常が生じ、血液の流れが妨げられる病気です。大動脈弁狭窄症や僧帽弁逆流症などが一般的です。これにより、心臓は正常に機能せず、息切れや疲労感、動悸が現れることがあります。治療法は、薬物療法で症状を管理するか、重度の場合は手術が必要です。早期の診断と適切な治療が心不全の進行を防ぐために重要です。

心筋症(拡張型心筋症、肥大型心筋症、たこつぼ心筋症)

心筋症は心筋の異常により心臓機能が低下する病気です。拡張型心筋症は心筋が薄くなり、拡張することで心臓が正常に収縮しなくなります。肥大型心筋症は心筋が異常に肥厚し、心室の容量が減少します。たこつぼ心筋症はストレスによって心筋が一時的に弱くなる状態です。これらは心不全や不整脈のリスクを高めるため、早期の診断と適切な治療が必要です。治療には薬物療法や手術を行います。

心サルコイドーシス

心サルコイドーシスは、心筋にサルコイドーシスが影響を及ぼす状態です。自己免疫性疾患で、心筋内に肉芽腫が形成され、心機能が低下します。症状は不整脈や心不全、胸痛などがあります。診断には心エコーやMRI、心臓生検が用いられます。治療はステロイドなどの免疫抑制剤が主に使用され、進行した場合は心臓移植が考慮されます。免疫抑制剤など高度な治療が必要な場合には、連携する医療機関をご紹介いたします。

大動脈瘤(解離性大動脈瘤)

大動脈瘤は大動脈の一部が異常に拡張した状態を指し、破裂の危険性があります。解離性大動脈瘤は大動脈の内膜が裂け、血液が壁の間に流れ込む状態です。症状は胸痛、背中の痛み、動悸などがあり、緊急手術が必要なことが多いです。リスク因子には高血圧や動脈硬化が含まれ、定期的な検査で早期発見が求められます。

肺血栓塞栓症

肺血栓塞栓症は、血栓が肺の血管を塞ぐことで発生する病気です。深部静脈血栓症が原因となることが多く、急激な息切れや胸痛、咳血が特徴です。緊急事態であり、迅速な診断と治療が必要です。治療法は抗凝固療法が主で、重症の場合は血栓溶解療法や手術が必要です。長時間の安静(長時間動かないこと)や肥満などがリスク要因となります。

深部静脈血栓症

深部静脈血栓症は、主に下肢の静脈に血栓が形成される病気です。血流の停滞が原因で、長時間の安静や手術後に発生することが多いです。症状は腫れや痛み、変色が現れますが、無症状のこともあります。診断には超音波検査が用いられ、治療は抗凝固療法が基本です。血栓が肺に移動すると肺血栓塞栓症を引き起こすため、早期発見が重要です。

エコノミークラス症候群

エコノミークラス症候群は、長時間の座位により血栓が形成される病気です。特に飛行機のエコノミークラスの席で発生することからこの名が付いています。症状は足のむくみや痛み、息切れが見られます。リスク因子には肥満、静脈瘤、長時間の移動が含まれます。予防には、定期的な体操や水分補給、弾性ストッキングの使用が推奨されます。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に一時的に呼吸が停止する状態です。いびきや日中の眠気が主な症状で、高血圧や心不全のリスクを高めます。原因は肥満や気道の狭窄などで、診断にはポリソムノグラフィーを使用します。治療法は生活習慣の改善やCPAP療法が中心です。